里芋系 観葉植物の選び方と育て方:水やりと冬越し対策保存版
里芋系観葉植物って、見た目の迫力が最高なんですが、いざ育てるとなると「サトイモ科観葉植物って何?」「アロイドって聞くけど違いは?」「種類一覧が知りたい」「育て方のコツは?」「日当たりや室内の置き場所はどこが正解?」「水やり頻度が難しい…根腐れしない?」「用土はどうする?植え替え時期はいつ?」「冬越しの温度は何℃くらい?」「葉が黄色くなる・葉が垂れるのはなぜ?」「害虫のハダニやカイガラムシが怖い」「ペット有毒って本当?」みたいに、気になることが一気に出てきますよね。
相談を受ける中で一番多いのが、「里芋系って結局どれのこと?」と「水やり、どのくらいが正解?」の2つです。ここが曖昧だと、ネットの情報が全部バラバラに見えて混乱しがちなんですよ。
この記事では、里芋系観葉植物を「サトイモ科(アロイド)」として整理しつつ、初心者でも失敗しにくい選び方と、トラブルを減らす育て方の型をまとめます。あなたの部屋に合う一鉢が見つかって、冬越しまで安心して回せるようにしていきましょう。
- 里芋系観葉植物の定義と代表的な種類
- 初心者向けのおすすめ品種と選び方
- 置き場所・水やり・冬越しの育て方
- 根腐れや黄変、害虫の対処ポイント
里芋系観葉植物とは?特徴
まずは「里芋系=何を指すのか」をスッキリさせます。ここが曖昧だと、選ぶ品種も育て方もブレやすいので、最初に土台を作っておくのが近道です。
あなたが今欲しいのが「里芋っぽい迫力」なのか、「サトイモ科の観葉植物を広く知りたい」のかで、ベストな一鉢が変わってきますよ。
サトイモ科とアロイドとは
園芸の文脈で「里芋系」と言うと、だいたいサトイモ科(Araceae)の観葉植物を指すことが多いです。海外の呼び方だとアロイド(Aroid)ですね。
つまり、里芋系観葉植物という検索キーワードは、実際には「サトイモ科の観葉植物を知りたい」「サトイモっぽい見た目の観葉植物が欲しい」という2つの意図が混ざりやすいんです。

サトイモ科って、見た目のバリエーションがとにかく幅広いです。いわゆる“里芋っぽい大きな葉”で人気のアロカシア(クワズイモ含む)やコロカシアみたいな迫力系もいれば、ポトスやフィロデンドロン、シンゴニウムのような室内で超定番のつる性も含まれます。
さらに、モンステラやスパティフィラム、アグラオネマ、ディフェンバキアなど、「観葉植物といえばこれ」という顔ぶれも、かなりの割合でサトイモ科です。
里芋感が強いのは「芋(球茎・根茎)っぽい」「葉が大きい」「葉柄がしっかり」なタイプ。見た目で連想しやすいのはアロカシアやクワズイモあたりです。
ここで大事なのが、同じサトイモ科でも「強さ」「乾燥耐性」「冬の止まり方」「根の性格」がけっこう違うことです。
たとえばポトスは多少暗くても回りやすい一方、アロカシアは光・温度・湿度のバランスが崩れると一気に機嫌を損ねることもあります。
逆に言うと、共通する基本(光・水・温度)を押さえつつ、品種のクセを少しだけ足すだけで、情報がまとまって見えるようになります。
里芋系観葉植物は「湿度は欲しい」「でも過湿は苦手」になりやすいので、育て方の考え方は最初にここだけ覚えると楽ですよ。
ちなみに「アロイド=サトイモ科の総称」として使われることが多いですが、ショップやSNSでは「アロイド=葉が派手で珍しい系」として使われることもあります。言葉の揺れがあるので、迷ったら「サトイモ科の観葉植物」と捉えておけばOKです。
そして、暮らしの中で気になるのが安全面ですよね。サトイモ科の一部はシュウ酸カルシウムなどで刺激症状が出ることがあるので、ペットや小さな子どもがいる家は置き場所をしっかり決めるのが安心です。刺激症状について一次情報として確認するなら、厚生労働省の自然毒の情報が参考になります(出典:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル」)。
里芋系観葉植物の種類一覧
里芋系観葉植物は、ざっくり「つる性・這うタイプ」と「直立・大葉で迫力タイプ」に分けると選びやすいです。
あなたが欲しいのが、棚から垂らして楽しむグリーンなのか、床置きでどーんと主役になる葉物なのか。ここを決めるだけで、選択肢が一気に整理されますよ。

つる性・室内向き(初心者が管理しやすい)
ポトス、フィロデンドロン、シンゴニウム、スキンダプサスなどが代表です。耐陰性が比較的高く、多少の水やりミスにも耐えてくれることが多いです。
室内の光がそこまで強くない家でも回しやすいので、最初の一鉢に向きます。
つる性タイプは「伸びてきたら切って整える」「挿し木で増やす」「支柱に登らせる」など、遊び方の幅も広いです。忙しくても、週1回くらいの様子見で調子を掴みやすいのが良さですね。
直立・大葉で里芋感が強い
クワズイモ(Alocasia odora)、アロカシア各種、コロカシア、カラジウムなど。映える反面、低温・乾燥・過湿のバランスで調子を崩しやすい子もいます。
特に室内の冬は「寒さ+日照不足+過湿」のコンボになりやすいので、育て方は少し丁寧にしてあげると安定します。
迫力系は葉が大きい分、水をよく吸う時期と、ほぼ止まる時期の差が出やすいです。つまり「夏は水好き」に見えても、冬に同じ感覚で水を入れると根が傷む…みたいな事故が起きがち。
初心者は「つる性の定番」→慣れたら「大葉の迫力系」の順にするだけで、失敗率が一気に下がります。
「種類一覧」といっても、品種名の暗記より「自分の部屋で管理できるタイプか」で選ぶ方が結果的にうまくいきます。
迫力系(里芋感が強い)
床置きで主役になりやすい反面、冬の低温+過湿で崩れやすいので「温度優先+水はメリハリ」が基本です。
| グループ | 代表例 (流通名) | 見た目の 里芋感 | 難易度 | 冬の注意 | 水やりの傾向 | つまずきポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| クワズイモ | クワズイモ | 最強クラス | 中 | 低温+過湿に注意(10℃目安) | 夏は吸う/冬は急減 | 大鉢で乾かず根腐れしやすい |
| アロカシア | アロカシア各種/アマゾニカ等 | 強い | 中〜高 | 寒さ+水多めが危険 | 成長期は吸う/冬は止まりやすい | 「夏の感覚で冬に水」事故が多い |
| コロカシア | ブラックマジック等 | 強い(芋感) | 中〜高 | 寒さで止まりやすい | 動く時期は水好き寄り | 室内の低温+日照不足で崩れやすい |
| カラジウム | カラジウム各種 | 中(葉が主役) | 中 | 休眠寄りになりやすい | 時期で差が大きい | 葉が減っても「守りの季節」前提 |
室内向き(初心者が管理しやすい)
耐陰性が比較的高く、管理の許容範囲が広いグループ。まずはここで成功体験を作るのがおすすめです。
| グループ | 代表例 (流通名) | 育てやすさ | 難易度 | 冬の注意 | 水やりの傾向 | つまずきポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ポトス | ポトス各種 | かなり強い | 低 | 暗すぎ注意(徒長) | 乾いてからでOK | 乾燥しすぎると葉先傷み/ハダニ |
| シンゴニウム | シンゴニウム各種 | 強めで扱いやすい | 低 | 冷えで成長が止まりやすい | 乾き見て給水 | 暗すぎると徒長して葉が小さくなる |
| スパティフィラム | スパティフィラム | サインが分かりやすい | 低 | 寒さに注意 | 乾いたらたっぷり(常湿はNG) | 「ずっと湿らせる」で根腐れしやすい |
| モンステラ | モンステラ | 情報が多く育てやすい | 低〜中 | 寒さ+日照不足に注意 | 乾いてからたっぷり | 暗いと間延び/葉が割れにくい |
| フィロデンドロン | バーキン/ブラジル等 | 室内向きで安定 | 低〜中 | 冷え+過湿で弱りやすい | 乾湿メリハリ | 蒸れと乾燥の両方に注意 |
| スキンダプサス | シルバー系など | 室内向き | 低〜中 | 乾燥でハダニ注意 | 乾き確認→給水 | 葉が密だと蒸れやすい |
| アグラオネマ | アグラオネマ各種 | 室内で回しやすい | 低〜中 | 冷え+過湿に注意 | 乾き気味が安定 | 暗すぎると葉色が落ちやすい |
| ディフェンバキア | ディフェンバキア各種 | 環境が合えば強い | 中 | 寒さ・乾燥で傷みやすい | 乾いてからたっぷり | 樹液刺激に注意(作業は手袋推奨) |
| アンスリウム | 花もの/葉もの | 湿度・風のバランスが鍵 | 中 | 乾燥+冷えで崩れやすい | 過湿NG/乾かしすぎもNG | 土は空気感を優先すると安定 |
こんな感じで「タイプ」と「つまずきポイント」を先に知っておくと、買った後に後悔しにくいです。あと、同じ名前でも流通している株の状態が違うことがあるので、購入時のコンディション確認は本当に大事ですよ。
初心者におすすめの品種
初めての一鉢なら、情報量が多くて復旧もしやすい定番からいくのが正解かなと思います。初心者がつまずく原因って、「植物が悪い」より「環境と管理のズレ」がほとんどなんですよね。だからこそ、まずは環境の許容範囲が広い子を選ぶのが強いです。

まずは失敗しにくい定番(難易度:低)
- ポトス:耐陰性が高めで、室内管理のハードルが低い。水切れにもある程度耐えるけど、乾燥しすぎると葉先が傷みやすいので、冬は葉水もセットが良いです。
※ポトスの育て方のブログはこちら ⇒ ポトス育て方 - シンゴニウム:葉形が可愛く、環境変化にも比較的強い。伸びてきたら切り戻して姿を整えやすいのも初心者向きです。
※シンゴニウムの育て方のブログはこちら ⇒ シンゴニウムの育て方 - スパティフィラム:水切れサイン(葉が垂れる)が分かりやすい。逆に言うと「垂れたら水」で覚えやすいんですが、常に湿らせるのはNGなので、土の乾きを確認してからが基本です。
- モンステラ:人気で情報が多い分、冬越しの対策も立てやすい。葉が割れてくる成長も楽しいので、続けるモチベが上がりやすいですよ。
私のおすすめ順の考え方
あなたの家の光が弱めならポトス・シンゴニウム、水やりのタイミングが掴みにくいならスパティフィラム、見た目も育てる楽しさも欲しいならモンステラ、って選ぶとハマりやすいです。

里芋感の迫力が欲しい(難易度:中)
迫力が欲しくて「最初から里芋感MAX」でいくならクワズイモも候補ですが、最低温度の確保と水やりのメリハリが要になります。映えは強いけど、育て方は一段だけ丁寧に、って感じです。
たとえばクワズイモやアロカシアは、春〜夏に動いているときは水が好きに見えます。でも冬に成長が鈍ると、同じペースで水を入れた瞬間に根が傷みやすい。だから、選ぶ時点で「冬は室内のどこに置くか」「10℃以上を目安に確保できそうか」をセットで考えると失敗が減ります。
「どれを選んでも枯らしそう…」と感じるなら、最初は小さめの鉢を選ぶのがおすすめです。大鉢は乾きにくく、根腐れしやすいので、初心者ほど管理が難しくなります。小〜中鉢で成功体験を積むと、その後が一気に楽になりますよ。
注意:難易度はあくまで一般的な目安です。購入時の株の状態、室温、日当たり、鉢と土の組み合わせで大きく変わります。
ペット有毒と安全な置き方
サトイモ科の植物は、種類によってはシュウ酸カルシウムなどを含み、誤食や接触で口の中が刺激されたり、よだれが増えたりする可能性があります。
ペット有毒が気になる家庭は、置き方を最初に決めておくのが安心です。「猫がかじるんですけど大丈夫ですか?」って相談はかなり多いです。
注意:ここでの安全情報は一般的な目安です。症状や危険度は種類・体格・摂取量で変わります。気になる場合は、購入元の説明や公的機関・メーカーの注意書きなど公式情報をご確認ください。

「安全」は置き場所で作るのが一番確実
正直、植物側で100%リスクを消すのは難しいです。だから、生活導線を整えて「そもそも触れない」を作るのが一番です。具体的には次の3つが基本になります。
- 高さを取る:棚の上、壁付けシェルフ、吊り下げなどで物理的に距離を作る
- 仕切る:ケージ、ベビーゲート、柵で「近づけないエリア」を作る
- 落ち葉を即回収:枯れ葉や落ちた葉柄を放置しない(誤食のきっかけになりやすい)
作業時(植え替え・剪定)の安全も忘れずに
サトイモ科は、剪定や植え替えのときに樹液が出たり、肌につくと荒れやすいケースもあります。私は作業するときは手袋が基本で、終わったら手洗いまでセットにしています。子どもがいる家庭は、作業中に触れないように別室でやるのもおすすめです。
ペットがどうしても植物に興味を示す場合は、猫草など「かじっていいもの」を別に用意して分散させると落ち着くこともあります(個体差はあります)。
そして、もし誤食が疑われるときは「様子見でいいかな…」が一番危ないです。症状が軽く見えても、後から悪化する可能性もゼロではありません。最終的な判断は専門家に相談してくださいね。
購入時の選び方チェック
里芋系観葉植物は、買った時点の状態がその後の難易度を左右します。初心者ほど「元気な株を選ぶ」が最強のテクニックです。これは本当にそうで、同じ品種でも「良い株」と「無理してる株」では、スタートラインが全然違います。

- 葉:黄変・斑点・ベタつきが少ない/葉裏に虫がいない
- 茎:ぐらつきがない/傷みが少ない
- 土:カビ臭い・常に湿っている感じは避ける
- 鉢:排水穴ありを優先(初心者ほど重要)
- サイズ:最初は小〜中鉢が管理しやすい
買う前に「葉裏」は必ず見る
害虫は、表から見えないことが多いです。特にハダニは葉裏に付きやすく、カイガラムシやスリップスも初期は気づきにくい。
だから、購入前に必ず葉裏をチェックします。白い点々、蜘蛛の巣みたいな糸、ベタつきがあれば要注意です。
土の状態で「今までの管理」が透ける
土がいつも湿っている、カビ臭い、表面が藻っぽい…こういう株は、根が弱っている可能性があります。
もちろんお店側の水やりタイミングもあるので断定はできませんが、初心者は「リスクが少ない株」を選ぶのが得です。
ネット通販の場合:到着時に葉の傷みや土の湿り具合を確認し、明らかに状態が悪いと感じたら早めに販売元へ連絡するのが安心です。写真を撮っておくと話が早いですよ。
初心者がやりがちな「大鉢スタート」の罠
大鉢は見栄えが良いんですが、室内だと乾きにくく、根腐れが起きやすいです。
まずは扱いやすいサイズから始めて、慣れたら鉢増し、が安全です。
急いで大きくしたい気持ちは分かるんですけどね。成功体験を積む方が、結果的に近道になります。
里芋系観葉植物の育て方
ここからは「共通の育て方の型」を作ります。里芋系観葉植物は、直射日光が苦手な一方で湿度は欲しい、でも過湿だと根腐れ…という“ちょい矛盾”を抱えがち。
なので、ポイントはシンプルに「光は柔らかく」「水はメリハリ」「冬は温度優先」で組み立てます。細かいテクニックより、まずはこの型を体に入れると失敗が減りますよ。
置き場所と日当たりのコツ
基本は明るい室内、レースカーテン越しの光がちょうどいいです。直射日光は葉焼けしやすいので、特に真夏の窓際直撃は避けた方が無難です。
葉が大きい里芋系観葉植物ほど、葉焼けすると見た目のダメージが大きいので、最初から「柔らかい光」を前提に置き場所を作ると安心です。

明るさの目安は「影がうっすら」
「明るい日陰」って言われてもピンと来ないことありますよね。目安として、日中に手をかざしたときに影がうっすら出るくらいの場所をおすすめしています。
影がくっきりだと光が強い可能性があり、影がほぼ出ないなら暗い可能性が高いです。
暗すぎる場所は徒長と不調の元
一方で、暗すぎる場所だと徒長したり、葉が小さくなったり、元気が落ちて害虫が出やすくなることもあります。
日当たりは「明るいけどジリジリしない」が合格ラインです。特に冬は日照が弱くなるので、夏にちょうど良かった場所が冬は暗すぎる…ということも起きます。
クワズイモやアロカシア系は、半日陰くらいの環境で葉がきれいに保ちやすいです。直射で葉が白っぽく抜けるなら、光が強すぎるサインかも。
置き場所で避けたいのは「直風」と「急変」
室内の置き場所は、エアコンの直風が当たらないところが鉄板です。
乾燥+風不足が重なると、葉先が枯れたり、ハダニが増えたりしやすいので、風は「当てる」より「回す」イメージで整えると楽になります。サーキュレーターで部屋全体を循環させると、湿度ムラも減って葉がきれいに保ちやすいです。
あと、購入直後は環境がガラッと変わるので、葉が垂れたり、黄変したりすることがあります。これは「慣らし不足」でも起きます。いきなりベストポジションに置くより、最初の1〜2週間は刺激の少ない場所で様子を見て、徐々に明るい場所へ移動するのが安全です。
置き場所の正解は「葉が増える」「葉色が良い」「徒長しない」で判断できます。迷ったら、2週間単位で場所を微調整していきましょう。
水やり頻度と根腐れ対策
里芋系観葉植物で一番多い失敗は、ぶっちゃけ水やりです。「里芋系=ずっと湿らせる」は危険で、過湿は根腐れの近道になりがちです。
ここは本当に、私も何度も言いたくなるポイントです。なぜなら、里芋系は湿度が好きなので「水もたっぷりが正義」と誤解されやすいからです。

大前提:水やりは回数ではなく「土の乾き」で決める
水やり頻度は、季節だけでなく、鉢の大きさ、土の配合、室温、日当たり、風通しで変わります。だから「週2」と決め打ちするとズレやすいです。基本は、表土が乾いてからたっぷり。これだけで事故が減ります。
春〜秋(成長期)の水やり
表土が乾いてから、鉢底から流れるまでたっぷり。これが基本です。中途半端に毎日ちょい水をやると、土の中がずっと湿って根が呼吸できず、じわっと弱ります。
あなたがもし「毎日ちょい水」をやっていたら、今日からやめるだけで改善することが多いですよ。
冬(水やり頻度を落とす時期)
冬は成長が鈍って吸水量が落ちます。なので乾かし気味に調整します。ただし断水ではなく、室温と乾き具合に合わせるのがコツです。
- 受け皿に水を溜めっぱなし
- 排水穴なしの鉢で管理する
- 乾いていないのに追加で水を足す
寒い部屋ほど乾きにくいので、水やり回数は自然と減ります。ここで大事なのが、冬は「土が乾く速度が遅い=水を欲しがっていない」ことが多い点です。
| 季節 | 水やりの基準 | 注意点 | おすすめの確認方法 |
|---|---|---|---|
| 春〜秋 | 表土が乾いたらたっぷり | 毎日ちょい水は避ける | 指で2〜3cm掘って乾きを見る |
| 冬 | 乾いてから、さらに数日待つことも | 低温+過湿が最危険 | 鉢の重さと表土の乾きで判断 |
「土が湿っているのに葉が垂れる」は要注意
「土が湿っているのに葉が垂れる」場合は、水切れより根腐れの疑いが強いです。匂い・根の色・鉢の重さも見て、怪しいときは無理に水を足さず、乾き方を確認しましょう。根が弱っていると、水はあるのに吸えないので、余計に水を入れると悪化しやすいです。
根腐れを疑うサインとしては、土がいつまでも乾かない、土が酸っぱい匂いがする、新芽が止まる、葉が黄色くなる、などがセットで出やすいです。
もちろん断定はできないので、焦って全部掘り返すより、まずは「過湿を止める」ことが先です。
水切れと根腐れは見た目が似ることがあります。だからこそ、土の状態を先に確認してから水を入れるが鉄則です。
植え替えのタイミングや根詰まりの見分け方を深掘りしたい場合は、根詰まりの原因と予防策!植え替えの正しいタイミングも参考になります。

冬越しの温度管理ポイント
里芋系観葉植物は寒さに弱い種類が多いので、冬越しは温度が最優先です。目安として最低10℃以上を確保できると安心ですが、これはあくまで一般的な目安で、品種や環境で差が出ます。
あなたの家の冬の最低室温を、まず把握するのがスタートになります。10℃は“多くのサトイモ科で弱りやすくなる境目として語られることが多い。(ポトス系は比較的強い/アロカシアは弱い)

冬は「温度・光・水」のうち、温度が一番大事
冬に失敗するパターンは、だいたい「寒いのに水が多い」です。寒いと根の動きが鈍るので、吸い上げが止まります。
そこに水を入れると、土が乾かず、根が呼吸できず、根腐れが進む…という流れになりやすいです。だから冬は、水やり頻度を減らしつつ、できる範囲で温度を守る。これが基本です。
体感としては、15℃を切るころから成長が鈍り、黄変や落葉が増えやすくなります。特にアロカシア系は、環境次第で休眠っぽくなって葉が減ることがあります。葉が減ると焦りますよね。でも、冬は「守りの季節」なので、無理に増やそうとしない方がうまくいくことも多いです。
- 暖かく明るくして維持:室温を確保し、必要なら育成ライトも検討
- 休眠寄りで越冬:水を控えめにして、過湿にしない
どっちが正解というより、あなたの部屋の温度・日照に合わせて選ぶのが現実的です。迷ったら「温度を上げられないなら、水を控えて根を守る」寄りにすると事故が減ります。
冬越しをラクにする小技
よくやるのは、夜に冷え込む窓際から少し離すこと。日中は明るい窓側、夜は少し奥へ、みたいに移動できるならかなり安定します。床が冷える家は、床置きよりスタンドで少し浮かせるだけでも効果が出ることがあります。
また、加湿器やサーキュレーターで空気を回すと、葉先枯れやハダニの予防にもつながります。ただし、加湿しすぎて結露が増えるとカビや冷えの原因になることもあるので、やりすぎは禁物です。バランスが大事ですね。
用土と植え替え時期の目安
里芋系観葉植物は「湿度は欲しいけど、土の中は空気も欲しい」タイプが多いです。なので用土は、通気・排水・適度な保水のバランスが重要になります。ここを押さえると、水やり頻度の難しさもかなり減ります。つまり、用土は裏の主役です。

- 市販の観葉植物用培養土+改良材:パーライト、バーク、軽石でふかふかに
- アロイド向けミックス:軽石・ココチップ・パーライト・バークなどを組み合わせる
室内だと「乾きにくさ」が根腐れの原因になりやすいので、まず排水と通気を優先して作ることが多いです。特に冬、暖房が弱い家・日照が少ない家は「乾かない」のが最大の敵になるので、土を軽くする方向がハマりやすいです。
用土で失敗しにくくする考え方:水持ちを上げるより、まず空気を入れる。根が呼吸できる土は、多少の水やりミスを吸収してくれます。
植え替え時期の目安
植え替えは成長期(だいたい5〜9月に扱われることが多い)を狙うのが基本です。頻度は2〜3年に1回が目安ですが、これも環境と生長スピードで変わります。大事なのは「時期」より「サイン」です。
- 鉢底から根が出ている
- 水が染み込みにくい/流れが悪い
- 急に元気がなくなった(他要因がない)
植え替えの注意:いきなり大きい鉢にしない
初心者がやりがちなのが「大きい鉢にして一気に成長させたい」です。気持ちは分かるんですけど、土が増えると乾きにくくなり、根腐れリスクが上がります。
鉢増しは一回り大きい程度が安全です。根が少ないのに土が多いと、余った水分が残ってしまうんですね。
土選びをもう少し具体的に知りたい場合は、観葉植物の培養土おすすめも合わせてどうぞ。

里芋系観葉植物のまとめ
里芋系観葉植物は、サトイモ科(アロイド)として考えると整理しやすく、選び方も育て方もブレにくくなります。
最初の一鉢はポトスやシンゴニウム、スパティフィラム、モンステラみたいな定番から始めて、慣れたらクワズイモやアロカシアの迫力枠にいく流れが失敗しにくいです。
育て方の軸はシンプルで、明るい日陰〜レース越し、水やりは乾いてからたっぷり、冬は温度優先で過湿にしない。
この3点を守るだけで、根腐れや黄変のトラブルはかなり減らせます。逆に言うと、うまくいかないときはこの3つのどこかがズレていることが多いので、チェックポイントにもなります。
- 置き場所:直射日光が当たっていないか、暗すぎないか
- 水やり:土が乾く前に足していないか、受け皿に水が残っていないか
- 冬:最低室温がどれくらいか、冷気が直撃していないか
安全面では、ペットや小さな子どもがいる家庭は置き場所を最優先に。情報は一般的な目安として受け取りつつ、購入元の説明や公式情報の確認、必要に応じて専門家への相談もセットで進めてくださいね。
FAQ(よくある質問)
A. 園芸の文脈では、一般的にサトイモ科(Araceae)=アロイドの観葉植物をまとめて「里芋系」と呼ぶことが多いです。見た目の“里芋感(大きい葉・芋っぽい株元)”を指している場合もあるので、迷ったら「サトイモ科の観葉植物」と捉えると整理しやすいです。
A. 「週◯回」よりも、土の乾きで判断するのが正解です。基本は表土が乾いてから鉢底から流れるまでたっぷり。冬は乾くのが遅くなるので回数は自然に減ります(乾いてからさらに数日待つこともあります)。
A. その場合は水切れよりも、根が弱って水を吸えない(根腐れ・根傷み)可能性が高いです。追加で水を足す前に、土がいつまでも乾かない/酸っぱい匂い/新芽が止まる/黄変が増えるなどがないか確認し、まずは過湿を止めて乾き方を観察するのが安全です。
A. 冬は「温度・光・水」の中で温度が最優先です。目安として最低10℃以上を確保できると安心ですが、環境や品種で差があります。失敗の多くは「寒いのに水が多い」なので、室温が上げにくい場合は水やりを控えめにして過湿を避けるのが基本です。
里芋系観葉植物は、コツさえ掴めば「葉が増える喜び」が大きいジャンルです。あなたの部屋に合う一鉢が見つかって、毎日のグリーン時間がもっと楽しくなるのを応援しています。


